概要
2024年4月~6月、3回に渡り代表の大坪が医学生235名へのVcan出張授業を行いました。
はじめに
2024年4月~6月、3回に渡り医学科、看護学科235名にお話いたしました。
4月は新入生オリエンテーションにて、5月は産婦人科の講義の一環として、6月は看護学科のピアエデュケーションの授業として実施しました。
内容
「後悔する前に知ってほしい。予防できるがんのこと」をテーマとした授業です。
参加者の感想
参加してくださった生徒さんの感想を頂きましたので、一部ご紹介します。
副反応はたしかに不安はあったけれど、同級生がこのように活動していたのも知っていたし、子宮頸がんになるリスクと副反応のリスクを比較して打ちたいと思ったから私は接種した。
ワクチンを打つことでいかに感染率を下げられるかや、2、4、9型のワクチンがどのように違うのか、何歳まで無料で受けられるのかなど全然知りませんでした。今まで知らなすぎて、今知りたいことを沢山教えてもらえて本当に助かりました。私自身は接種したいのでしっかり親に説明して自分で受けに行こうと思います。
参加したメンバーより(大坪)
身近な人の一番近くの相談相手になる、というのもVcanの目指しているところなので、私自身が通う大学でHPVワクチンについてお知らせする機会をいただけて嬉しく思います。
医科大学ということで全国平均より接種率が高いと思っていました。弊学の女性の接種率は概ね6割弱。他大学での接種率は4割くらいなので、情報を受け取る機会があるかどうかは確かに接種率に関わる様です。親御さんから反対されても、自分で接種したいと理由を話した、という学生もみられました。
男性に関しては接種の意思はあるが、費用面で断念していると答えた生徒が17/46件にのぼりました。男性接種に関しては医学的に正しい知識を得ることに加え、費用補助が必要、という課題が明らかになりました。
自分自身で接種の判断が出来る当事者を増やすべく、今後も尽力してまいります。
ご協力いただきました学務課の皆様、産婦人科医局の先生方、公衆衛生看護学講座(公衆衛生看護)の先生方に感謝申し上げます。