はじめに
佐賀大学にて医学科1〜5年生、看護学科1〜3年生の計約700名に対してHPVワクチンについてのレクチャーをしました。Vcanメンバーのともかとかずまが行いました。
内容
「後悔する前に知ってほしい。予防できるがんのこと」をテーマとした授業を行いました。
子宮頸がんとHPVワクチンの話、そして今回は副反応と有害事象についての話も盛り込んで、大学の協力のもと、授業時間を使用させてもらい実施が実現しました。
レクチャーでは単調な流れにならないよう、テストの話題やクイズを折り混ぜ、「いかにして自分ごととして考えてもらえるか」を考えながら実施しました。
佐賀大学附属病院ではワクチン外来が設置され、医学部のキャッチアップ世代を対象にした希望者へのワクチン接種も始まりました。
レクチャーには佐賀大学でワクチン接種をする際のフローを示したスライドも追加し、アクションに繋がるようにしました。
感想
キャッチアップ接種の期限が迫る中、医学科1〜5年生、看護学科1〜3年生にレクチャーの機会を頂き、そこから学生の反応やFBをもらう事ができ、実施するメンバーにとっても大変有意義な時間となりました。
同じ内容でも1年生に行うのと実習生である5、6年生に行うのとでは感触が全く違いました。「産婦人科や小児科の実習先ではほぼ必ずワクチンの話題になる」と実習生の方は話していました。そのため高学年になるにつれてワクチンを接種したという声は概ね多かったように感じます。一方で男性接種の割合は学年が上がっても依然として低いままでした。接種の必要性は感じているものの、「費用が高額」「周りで受けている人がいないから」といった要素が接種率が伸び悩む原因なのではないかと思いました。喫緊はキャッチアップ終了までに対象世代への周知だと思いますが、それ以降は対象となる全ての方に医学的に正しい情報の提供と行動に移しやすい仕組み化を考えなければいけないと痛感しました。
ともか