2024年5月22日(水)、佐世保西高校にて、HPVワクチンと子宮頸がんに関するレクチャーとワークショップを行いました。11名の生徒さんが、放課後にも関わらず参加してくださいました。Vcanからは、長崎メンバーのせらすずが担当しました。

放送部の生徒さんとコラボした企画で、当日の様子は放送部の皆さんがNHK杯全国放送コンテストに応募された作品にも使っていただいています。

Vcanの授業資料を元に発表を練習いただき、当日のレクチャーは放送部の部員が担当しました。せらすずは足りない部分や大切な情報を付け加えて説明しました。キャッチアップ接種の期間を過ぎると、高額な費用がかかることにみなさん驚いていました。また、参加してくださった男子生徒さんは、子宮頸がんについて初めて知り、HPVワクチンが男性にも効果があることを知らなかったと話していました。

ワークショップでは、放送部のドキュメンタリー制作にちなんで、CM制作を行いました。どうやったら自分が伝えたいことを盛り込み、相手に印象づけて伝えることができるか苦戦しているようでした。

キャッチアップ接種の期限が迫っていることやワクチンの効果、副反応などにフォーカスして構成を考えてくださる方、男性接種について呼びかけるCMを制作して披露してくださる方など、生徒さんのセンスが光るワークショップとなりました。


登壇者の感想(せらすず)
放送部の生徒さんが、子宮頸がんに関するドキュメンタリーを制作してくださったおかげで、全国の中高生に子宮頸がんやHPVワクチンに興味を持ってもらう機会ができ、とても感謝しています。

参加してくださった生徒さんの中には、初めてHPVワクチンについて知った方もいて、そのような方に情報を提供できてよかったなと思いました。家に帰って妹に伝えたいと話してくれる人もいました。また、みなさんが制作したCMから、どんな情報が印象的でHPVワクチンは大切だと思ってくれるのかが分かり、これからの啓発活動をする上で、とても参考になりました。

この度は、出張授業のために貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。ご協力いただいた放送部の皆さん、そして顧問の吉田先生、参加してくださった佐世保西高校の皆様に心より御礼申し上げます。また、一緒に活動できる機会があることを願っています。