2024年8月28日活水中学校にて、Vcan中高ツアーを行いました。長崎では、佐世保西高等学校に次いで本年度2校目となる中高ツアーでした。

活水中学校からは中学1~3年生の49名とその保護者3名にご参加いただきました。  Vcanからはわく、せらすず、ぶんちゃんの3名が参加しました。

内容

前半は、「知らないまま後悔しないで 後悔する前に知って欲しい予防できるがんのこと」をテーマとした授業を行いました。後半には「キャッチアップ世代の高校生の先輩にHPVワクチンと子宮頸がんについて知ってもらおう」というテーマのもと、ワークショップを実施しました。ワークショップでは、授業の内容や感想をまとめたワークシートとポスターを作成しました。ポスターについては週末に控える文化祭での展示に向け、キャッチアップの期限が迫る高校生に「自分たちのことばでワクチンのことを伝える」ことを目標に作成を進めました。

           ⬇️ ポスター                     

  ⬇️ ワークシー


                   ⬇️授業&WSの様子

参加者の感想

 本日参加してくださった生徒さんの感想の一部を紹介します。

・癌が意外と身近にあることや今HPVのワクチンを打てば将来子宮頚がんに罹る確率が80%も減ることを知って驚いた。実りのある1日になった。

・HPVワクチンの事をもっと多くの方に知って貰いたいと思いました。

・今回知ったことがたくさんあったのでそれを家族や周りの人に伝えたいです。

・本当に予防ができるのかなと思っていたけど話を聞いて説明が詳しくわかりやすかったので納得することができました。

・他の国に比べて日本はまだワクチンの接種率が低いことが分かった。また、ワクチンを接種することで子宮頚がんになるリスクが減ることも分かった。

・ワクチンの重要性についてよく知ることができました。これから受けるかどうか考えてみようと思います。

・あまりがんについて知ることがなかったため、今回でたくさんのことを知ることができました。

・この講演でワクチン接種の大切さがよく分かりました。

 ワクチン接種を終えた子、ワクチン接種をしようか迷っている子、そもそもHPVワクチンを知らない子など、立場はそれぞれだったと思いますが、多くの学生さんが主体的に授業に参加し、ワクチン接種を「じぶんごと」として捉えるようになってくれた様子が伝わってきました。

登壇した大学生の感想です。

 授業を行う前はワクチンをそもそも知らない子が半分ぐらいいましたが、今日一日でそれぞれ知識や理解が深まったと見受けられます。ワークショップを行っている様子を見ると、自分から「もっと知りたい!」と調べてくれる子や、「どう書いたら高校生に伝わるかな?」などと頭を悩ませながらも真剣に取り組んでくれる子が多く、素直で真面目な生徒さんと授業ができて非常に幸せだと感じました。

 実際に対面で授業を行っていると、内容によって理解度にばらつきが見られたり、解釈に差が出る部分も見えてきたため、これらは今後の出張授業に向けて改善したいと思います。副反応やキャッチアップ接種の話は少々複雑で、全てを正しく理解することは難しかったかもしれませんが、段々と自分なりに理解を深めていったり、ワクチンに対する警戒心が少しずつ薄れていく様子が間近に見られて、これをきっかけに接種へ一歩踏み出してくれる子も増えてくれるのではないかと思うと純粋に嬉しいです。今日の授業をきっかけに、周りの学生やご家族にも正しい知識が広がっていくことを切に願うと共に、そのお手伝いが出来たことを非常に幸せに感じております。

 貴重な機会をいただきました活水中学校の教職員の皆様や、ご参加の生徒様と保護者の方々、そしてお話いただきました安日先生に誠に感謝申し上げます。